飲食店開業における工務店との付き合いかたと図面作り

正しい工務店を選ぶ

工務店を選ぶ時は、最低でも5社と打ち合わせをして、その中から3社に絞り込んでください。
飲食専門に施工している、「飲食専門の工務店」を探すと良いでしょう。
もし店舗経験の少ない、住宅専門の業者に頼んでしまうと、業者の経験不足から様々な、追加工事が必要となり、追加費用の発生だけでなく、工事期間も長引いてしまいます。
簡単な見分け方は、直接工務店に聞いてください。
飲食専門かどうか、聞けば答えてくれます。
弊社からご紹介できる場合もありますので、宜しければお問い合わせください。

図面作りの重要性

はじめて飲食店を立ちあげる経営者様の場合ですが厨房のレイアウト作りまで、イメージ出来ている人は、あまりいないことでしょう。
店舗工事をスタートする場合ですが工程の手順としてまず客席と厨房区画を決めないと工事の着手が出来ないのです。

そのためにまず客席と厨房区画がわかる店舗全体の図面が必要となるのです。
工務店としても見積や納期などコストの問題が発生しますので、出来るだけ早く厨房図面の作成を求めてきます。
もしこの時点で経営者様の厨房に対する図面や厨房機器に対するイメージが弱いと、一気に工務店主導で図面の提案がなされて、工事が一方的にどんどん進んで行く場合があります。
この場合、経営者様の希望よりも工務店の都合や工事の進め易さが優先、重視されたお店が出来上がってしまうのです。
この場合、ご自身の希望が通らないばかりか、後々厨房機器の寸法が合わなかったり、必要な厨房機器が不足したり、従業員導線が悪くオペレーション上の作業効率も悪くなるなどの問題を抱え込む可能性も多分にあります。
動きにくく使いづらい厨房レイアウトは長い期間に渡って苦労するかも知れません。

この様な問題を避ける為にもオーナー様と弊社で事前に図面を作ることが望ましいのです。
私達がお手伝いすることでオーナー様のイメージに合った店舗を完成させることが出来れば私にとっても仕事冥利につきるばかりです。

手書きの図面をその場で作成

図面作りに関する私達の特徴をご説明します。
弊社の強みは、手書きの図面を立ち会った現場ですぐ作成、提案出来ることです。
その場で書き、その場で提案しますので、オーナー様の意見もダイレクトに反映することが可能です。
ほとんどの業者は、こういった、その場での提案がありません。
いったん持ち帰って事務所や会社で数日かけて図面を作成します。
そうなると日程がかかってしまうのでスピード感に欠けてしまうのです。

我々もそのあとで、CADを使って正確な図面も作ります。 そして次にお会いする時には、CAD図面をもとにその場で新たな手書きの図面を作成します。
そしてまたCADで作成します。
この「手書き」→「CAD」→「手書き」→「CAD」のサイクルをオーナー様と2人で、オーナー様が納得いくまで何度でも繰り返し作成します。
この様に繰り返すことで精度が高く、動きやすく、無駄のない、正しい機種選定がされた厨房図面が出来上がります。

具体的な流れ

もう少し具体的にお話をします。
まずオーナー様と初めてお会いした時にメニューと席数が決まっているのであれば、もうその場で厨房機器の選定と手書きの図面で提案を始めることが出来ます。
もし物件が決まっているのであれば、その現場でスケールを使って厨房の寸法を測り、用紙に書き込み実際の店舗をその場で図面に変化させます。
これが現実的に適切な位置に厨房機器を配置しなおした修正図面の作成、提案のはじまりです。

ここまでの作業の流れをお会いしてから1時間ほどで出来てしまうのが私どもの強みです。
もし同様の提案が出来る他社がいた場合でも日数がかかってしまいますので、オープン日までのスケジュールが厳しくなりがちです。
そして弊社はここから「手書き」→「CAD」→「手書き」→「CAD」のサイクルを何度も繰り返して精度の高い図面を作って行きます。

CADで作製するならミリ単位までわかる

ではなぜ「手書き」→「CAD」と何度も書き直す必要があるのでしょうか?
それはそもそも経営者様と工務店とでは意見や考え方が違うからです。
大きく分けると物理的な問題点での相違と金銭的な問題での相違があげられます。
どちらの場合にしてもオーナー側は、工事に関して工務店さんと比較した場合知識、情報面で弱い立場にいます。
弊社のような者が間に入らなければオーナー様の希望通りの店舗を完成させるのは難しいと言えます。

私達はオーナー様と工務店、言い換えると希望と現実の距離を縮めるために努力しており全員がWin-Winの関係になれる様に何度も図面を書き直すという方法を用いているのです。

展開図まで出します

店舗を上から見た図面を平面図といいますが弊社は展開図(立面図)も作成します。展開図は人の視点、人の視線から見た図面の事で厨房機器の高さが判りやすいため、台数が多い厨房図面や高さの打ち合わせが必要な厨房機器には展開図が不可欠です。

横から見るとわかること展開図(立面図)の必要性
それは厨房機器の使いやすさ、作業効率の良さです。
展開図なく厨房機器を納品、設置した場合、思った以上に厨房機器の位置が高くて、背の低いスタッフさんの手が上まで届きにくいという事や、背の高い男性の場合は作業台が低すぎて腰が痛くなる。
などの不具合が発生することもありえます。
坪単価あたりの効率を上げる目的で客席を多く取ったために厨房が狭くなり、厨房内のスペースいっぱいに厨房機器を設置した結果、天井付近の高さまで厨房機器を取り付ける事となります。
狭い厨房に機器を多く詰め込むと、左右のゆとりスペースが無くなり、円滑な盛り付け作業が出来ないなどのトラブルになると大変です。
CADならミリ単位で作図できますのでその辺りの心配も排除できます。

  • 物件探し
  • 資金調達
  • 着工から引き渡しまで
  • アフターフォロー
  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 価格
  • 強み特徴
  • ホーム

厨房機器の購入なら飲食店開業コンサルタントにおまかせ

厨房機器の購入なら飲食店開業コンサルタントにおまかせ