昨今の社会状況を考えれば、今後の飲食業界において、テイクアウト事業のメリットは増加していくでしょう。
あらためて事業のメリットを考えると、大量にまとめて調理をおこない、冷凍保管することが出来るので、労働時間の短縮、人件費のコスト削減が期待できます。
無人冷凍餃子店の急速な店舗拡大等、手法や立地条件によっては、潜在的なテイクアウト市場の開拓が出来る可能性も多々あります。
さらに、テイクアウト専門店であれば、店内の客席が不要になります。
椅子やテーブル、内装工事などの初期投資を抑えることに加え、客席と言う土地代(毎月の家賃)も不要になります。
要は小さい店舗で出店ができて、昼食、夕食などの集中する時間帯にとらわれずに営業ができるのです。
テイクアウト事業に役立つ厨房機器をいくつかご紹介します。
その前に、テイクアウトは、イートインと違って、食事の場所や時間を、お店側が把握出来ません。
よってイートイン以上に、お客様に対して食中毒防止などの注意喚起や、店内の厨房設備及び従業員の衛生面を徹底する必要があることを覚えてください。
スチームコンベクション
スチームコンベクションは、大量調理を目的とした厨房機器です。
操作のほとんどが、ボタン操作なので調理方法を数値化しやすく、マニュアルがあれば、アルバイトやパートスタッフでも簡単に操作できます。
お弁当工場や、食堂などではほぼ使われています。
ブラストチラー(ショックフリーザー)
ブラストチラーは、スチームコンベクションなどで調理された、大量の食材を、短時間で急速に冷やすための冷機器です。
縦型タイプや台下型のタイプがあります。
真空包装機
ブラストチラーされた食材を、小分けにして、袋に詰めたあと、真空パックにする機器です。
テイクアウト専門店では、一次調理と二次調理に分けることで、作業の分担、食材の効率化などが図れます。
真空パックは一次調理のあとで使用されます。
冷凍ストッカー
真空包装機でパックされた食材は、冷凍ストッカーや冷凍庫などで、長時間保管することが出来ます。
必要に応じたタイミングで、解凍し、二次調理に使います。
電子レンジやガステーブル
冷凍ストッカーから、解凍した後の二次調理に使用します。
ピークタイムが過ぎた空き時間を、有効活用して、テイクアウト用の商品開発を行い、販売することで、新たな売上確保に?がります。
出来るかぎり、設備の追加をせずに、既存の厨房機器を活用することです。
その中で、重要なのは、盛り付けのスペースを確保することでしょう。