カフェ開業


開業するカフェを成功させるポイント

オープンしたお店が軌道に乗るまでには、ある程度の時間がかかるかも知れません。
しかし、出来るだけ早く収益の取れるお店にしたいのは、誰もが望むことです。
そこで、私達が提案するのは、今うまく行っているお店から、成功のポイントをみつけて自店に取り入れる方法です。

私達がお手伝いしてきたカフェ店でも、たくさんの成功事例を見てきました。
今日は、その成功したお店から、成功するある共通のポイントを挙げてみたいと思います。

1.オリジナリティを持たせる
オリジナリティとは、自分が最も打ち出したいポイントです。
ポイントは、商品自体の場合もありますが、原材料や値段、こだわり、サービスなどの場合もあります。特にカフェ店の場合は、お店の雰囲気づくりも訴求力の高いオリジナリティとなりえます。

2.リサーチ力が高い
成功しているお店は、開業前から開業後も、常に情報収集を欠かせていないようです。
周辺の人気店を回って、研究を重ねることは勿論のこと、最新のトレンドを追求することにも、手間を惜しまず、自分のお店に活かせそうなポイントを探しています。
地域のニーズに合わせた、落ち着いた雰囲気のお店であっても、時代に合わせたマイナーチェンジをしている場合もあります。
やはりリサーチは欠かせないようです。

3.お客様が求めているものを意識している
成功している店舗は、お客様ファーストの意識をしっかり持っているようです。
オーナー様が頭の中で描いている理想のカフェ店ももちろん大切ですが、理想だけに捕らわれず、周辺地域の情報収集や流行に対してアンテナを張り、お客様が喜んでくれそうな特徴を店舗に持たせています。

4.顧客に合ったスタッフを揃えている
出店する立地から、どのような客層になるのかを見極めて、その客層に応じたスタッフを選んでいます。
また、スタッフはお店にとって、大切な存在です。
オーナーとスタッフのコミュニケーションが円滑なお店ほど、繁盛しています。

5.お店と立地の相性を考えて出店している
若者が多く集まる場所に、中高年が好むような店舗をオープンしても成功は難しいでしょう。
反対に中高年が多い場所に、若者向けのカフェを出してもうまく行きません。
実際に、成功しているカフェ店は、流行や時代の流れを先取りすることから始めているようです。
しかし、流行に捕らわれない客層も一定数いますので、どちらに舵を切るのか、見極めが大切でしょう。

また、場所に合った営業時間を設定することも重要です。
若者が多い場所なら、深夜営業もありえますし、年齢層が高いエリアやオフィス街であれば早朝も良いでしょう。

いずれにしても、無駄なランニングコストを避けるため、地域や客層に合わせた営業時間に設定しています。

開業前に考えるべき成功するカフェの作り方

1.土地勘のある場所で出店
土地勘のある場所を選ぶか、土地勘を作るために、頻繁に足を運ぶなど、周辺の競合状況や、需要の有無など十分に調べることです。

物件を契約すること自体が、いちばんハードルが高い決断かも知れません。
しかも、なかなか望んでいる様な物件に出会えるとは限らないのです。
出店したい地域に、頻繁に足を運び、不動産業者に開業の熱意を伝えて、信頼関係を構築してください。
そうすることで有益な情報を獲得できるでしょう。
頻繁に不動産業者さんに出向き、現地で数多く情報収取しましょう。
そうすれば熱意が不動産業者に通じます。
熱意が通じれば良い物件に出会えるのも、もうすぐでしょう。

2.競合と需要について
競合が少ないエリアであれば、ライバルが少ないので集客がしやすい場合もありますが、そもそもカフェを求める客層が少ない(需要が少ない)可能性もあります。

ライバル店が多い激戦区でも、それを上回る需要がある場合もありえます。
競争に勝つためには、お店のコンセプトを確立し、オリジナリティのあるお店にしましょう。
安易に価格競争に参入せず、周辺店舗の情報に敏感になり、正しく情報分析をする能力も必要です。

3.投資コストの回収計画
投資した資金の回収する年月を設定することが重要です。
月々の利益が出ていたとしても、投資額が大きい場合は、回収完了までに年数がかかってしまいます。
投資額の回収期間が長いという意味には、経営リスクが伴うことを指しています。 リスクを抑えるためには、出店コストを下げるか、固定費を抑えるなどの方法があるでしょう。

4.工事、厨房機器について
開業前に、大まかな厨房機器の必要台数や大まかな設備工事の内容、備品の種類などを把握しておくと、業者さんとの打ち合わせもスムーズになります。

厨房機器の種類について
大きく分けて、熱機器と冷機器に分かれます。
どちらとも、過不足なく必要なものを揃えることが望ましく、この点に関しては弊社の専門分野です。
お気軽にご相談頂下さい。

また、客席や厨房内の備品に関しては、備品専門の業者が扱っております。
ご存じなければ、ご紹介も致しますので、お声かけください。

工事区分について
工事には、ガス、電気、水道に分かれています。
オーナー様が個別に対応することはなく、内装業者が行いますので、信頼のおける工務店を数社さがしましょう。

また、機器や設備、備品に関して、ある程度の基礎知識を持っていると、工務店さんと対等に話が出来ますので、このホームページをよく読んで頂きたいと思います。
工務店に関してはこちらもご覧ください

5.お店のオープンはゴールではありません
私は、今まで(2022年現在)1,000 件を超える飲食店のオープンに携わってきました。その中には、大変立派なお店を完成させた時点で満足してしまった様に感じる、オーナー様を見てきたのも事実です。

店舗完成までに、大きな苦労もあったと思いますが、店舗のオープンはゴールではなく、長い道のりのスタートなのです。

毎日の運営方針で成功が決まる

店の特徴を活かした明確なコンセプト

競争が激しいカフェ業界のなかで、勝ち抜いていくためには、明確な差別化が必要です。
特に重要なのが、コンセプトです。
コンセプトが決まれば、席数に応じた商品の値付けや、サイドメニュー、内装のイメージなど、自然に決まってくるでしょう。
コンセプトはお店のベースになりますので、ブレないよう慎重に決定すべきです。

スタッフと向き合う

従業員のサービスとは、お客様のためのものです。
お客様の声に、しっかりと耳を傾け、不満などが出ないようにしましょう。
日頃、カフェ店を支えているのは、パート、アルバイトさんです。

従業員の方々と充分なコミュニケーションをとり、業務に対する負担や問題点を解決する必要もあります。
働きやすい環境づくりは、経営者である、あなたにしか出来ないことです。

良い環境を作ることが、従業員のモチベーションアップにも繋がります。
結果として、お客様の満足度にも関わってくると思います。
お店は、従業員とお客様で成り立っていると言っても良いでしょう。

地域環境の変化に合わせる

もし、経営状況が上手くいっていても、周囲に新しいカフェ店が出店すると、お客様が流れてしまうかも知れません。
いかなる状況にも対応できるように、地域の事情や最新情報にアンテナを張り、インターネットや地域情報誌などにも目を配って、情報収集をしましょう。

状況によっては、コンセプトの見直しが必要になるかも知れません。
自店の特徴を更に伸ばし、店舗の強みと弱みを把握すれば、お客様から支持される繁盛店になるでしょう。

経営の目的を明確にする

短期・長期の目標を決める。
お店の経営とは、一時的な利益だけではなく、長期的に安定した利益確保が求められます。
繁華街、郊外店を問わずオープン当初から数か月は売上金額が高いです。
オープン前に約一か月かけて行われる店舗工事そのものが周辺の人々に対する絶大な広告になるからです。
その後 2 か月かけて売り上げは緩やかに下がっていきます。
オープンから2か月後の売り上げが本来の売上高や来店者数だと思います。

特に地域密着型のカフェ店の場合、約一ヵ月間の工事期間中に、カフェ店のオープンが認知されることになります。
結果、新しく出来た店に行ってみたいと思う人達によって、オープンから2ヶ月間は予想を上回る売上になることもあります。

季節によっても売上は変わる
1月と2月は特に売上が下がる時期です。
年間を通じて、売上の増減がありますが、加えてその年の、気候変動にも影響されます。
お店の年間の売上推移を把握して仕入れ量の見直しや人員計画を立てることも大切です。

カフェ開業に必須のコーヒーマシン

エスプレッソマシン

エスプレッソマシンは、濃縮されたコーヒーを抽出する機械で、高額なものだと300万円ほどします。
卓上型がほとんどで、魅せる為のデザイン設計がなされています。
エスプレッソは、一般的に濃くて苦いコーヒーとされており、短い時間でコーヒーを楽しむために生まれました。
通常のコーヒーカップの半分ほどの大きさしかないカップにいれて提供されます。

ドリップマシン

数杯から20杯分ぐらいのコーヒーを淹れるために、挽いたコーヒー豆をお湯で蒸らしながら抽出する機械をドリップマシンと呼びます。客席の多いファーストフード店や、チェーン店などでよく導入されています

コーヒーマシンの機種選定は、コーヒー豆屋さんに協力して貰うのが良いでしょう。
コーヒー業者さんは、無駄なくオーナー様のニーズに合った、コーヒーマシンの選定を行なってくれます。
なぜなら、コーヒー豆を売るためには、まずコーヒーが売れなくてはいけません。
その為、コーヒーの淹れ方などのノウハウも、熟知しているからです。

コーヒーの淹れ方

ドリップ方式
挽いたコーヒー豆にお湯を注いで抽出する方法を、ドリップ式と言います。
お湯の注ぎ方ひとつで、味が大きく変わるため、店主の魅力も含めた技術力が、セールスポイントとなります。

手軽でポピュラーな抽出方法は、紙フィルターを使う淹れ方です。
紙フィルターなら、購入しやすく、使い捨て方式なので衛生的です。
他には、金属フィルターや布フィルターなどもあります。

サイフォン方式
蒸気圧を利用してコーヒーを淹れる方法をサイフォン式と言います。
沸騰したお湯を、蒸気の力で押し上げて、コーヒー粉に浸透させて抽出します。
味がブレにくく、抽出過程を見て楽しめるのも魅力です。

水出し方式
お湯を使わず、8時間以上の時間をかけて、水で抽出する方法です。
水出し方式は、コーヒーの余分な苦みを無くし、非常に口当たりが良く、やわらかい酸味とさっぱりとした味わいになります。

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